リフォームトラブルとトラブル対処法

住みよくするためのリフォームですが、トラブルが起こりやすく国民生活センターに寄せられる苦情は年々増えている状況です。リフォームを検討する場合、何度も打ち合わせをして確認しながら進めるはずなのに何故トラブルになるのか?これを知っておくことで避けることができるトラブルもあるでしょう。ここでは、実際の失敗例やトラブルを起こさないコツについてみていきたいと思います。

リフォームを行う上でトラブルはつきもの!

打ち合わせをしたデザインと違う、施工がずさん、契約書が書きかえられているなどさまざまなトラブルがあります。トラブルをよくみると、会計や価格のトラブル・施工技術に関するトラブル・メンテナンスに関するトラブルの3つに分けることができます。実はこれ、施主がリフォーム会社に望むことベスト3と同じ内容なのです。決して安くはないリフォーム、真剣に選んだにもかかわらずトラブルになるのは何故でしょうか?実は、家を建てるにはさまざまな資格が必要ですが、少額リフォームなら資格がなくても請負うことができてしまうのです。なんと、リフォーム業者は全国で5万3千件もあり、中には誠実とはいえない業者も・・・。深く考えずに業者を選定していまうと、とんでもないトラブルに巻き込まれてしまうかも知れません。

失敗実例紹介

安かろう・悪かろう

友人の紹介で安心していたのもあり、かなり割引をしてくれたこともあり、作り付けの収納を作ることにしたのです。ところが、塗装の色が違う!から始まり、可動式としていた扉は固定されており、縦につけるはずの取っ手は横など信じられないような施工者側の初歩的なミスが続々と・・・。やんわりと抗議するものの、仕様書通りの施工だからと取り合ってももらえませんでした。友人の手前、あまりいいたくはないですが、あまりにあまり。次回リフォームする際には、しがらみのない業者にしようと心に決めました。

見積書は隅々までチェック

愛想のいい担当さんで、ちょっとしたミスが発覚してもすかさずフォローしてくれていたので信用していたのですが、提出された見積書を見てビックリ。水増しされているではありませんか!柱を倍の長さで頼んだり、収納セットは1つの予定なのに2つ分の費用を請求されていたりと、とにかくひどい有様です。それを指摘すると開き直り、専門用語を羅列して説得しようとするので、その場でお断りいたしました。本当にこんなことがあるのかと驚かされた失敗談です。

素人同然の施工者

壁紙の張替えをお願いし、引き渡しの際に確認すると、糊がはみ出して糸を引いた状態でした。流石にこれは許容できないと抗議したら、「経験のない糊での施工だから勝手がわからない」と逆ギレされました。施工会社に連絡するもたらい回しにされ、下請けのしたことだからと曖昧な対応!責任の所在ははっきりさせておかないとダメですね。

トラブルを起こさないためには

まずは業者選びをしっかり行うことが大切です。長年の実績あり、悪いうわさを聞かないリフォーム会社から絞り、最低3社から見積もりをもらい比較検討することで相場や流れをつかむことができます。いいなと思っても即決は避けて必ず、他社と比較することをおすすめします。次に契約書ですが、リフォームは工事を始めてみないとわからないこともあり、それによって変更が必要になった場合の取り決めもしておくことが望ましいですね。よくわからないと丸投げするのはトラブルの元なので、工事内容・契約内容ともに業者と確認しわからないことは積極的に質問するなど、コミュニケーションをとることが大切です。こじれると裁判に発展する場合もあるため、気を引き締めて主体的に関わることが大切といえるでしょう。

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