悪質リフォーム業者にご注意を!

リフォームは家を住みやすくするだけでなく、震災の影響で急いで直さなければならない場合もあります。そんな場合に頼りになるのはリフォーム業者ですね。日本中にたくさんのリフォーム会社があり、一見すると選り取りみどりですが中には悪徳業者が混じっていることも!高齢者がターゲットになりやすいといわれていますが、それだけではありません。手口はどんどん悪質になり、国民生活センターへ寄せられる苦情が減ることはありません。ここでは、悪質リフォーム業者の手口や引っかからないようにするためのコツなどについてお伝えします。

悪質リフォーム多数!

悪質業者は多数存在しており、手口も増えてきています。「そんなのに引っかかるなんて」と、誰もが思うでしょうが、被害報告はますばかりです。近所で工事をするので挨拶にきたといって、玄関で世間話をし、ついでに点検しましょうと上がりこむのは典型的なパターンですね。また、それまでは普通の対応だったのに見積もりを改ざんする場合や、保険金でまかなえると嘘をついて受注する業者もみられます。摘発しては次の手を考えるためイタチごっこ状態。次々新しい手口が報告され、行政処分を受ける業者も2009年の法改正以降2015年は最高を記録しています。

どんな手口?

訪問して、家に上がり込み不安をあおり工事を行う。

「外から拝見しましたが、外壁にヒビが入っているようですよ。点検しましょう。」と突然訪ねてきて点検し、「このままでは崩れる危険があり危ないから」と、強引に工事の契約を取り付けるといった手口もみられます。お年寄りや主婦がターゲットになりやすく、近所で工事をしている人なら安心だろうといった心理や、不安につけ込んだものです。

必要のない工事を行う

インターネットなどで知識を付けられても付け焼き刃でしかなく、プロにいわれると検証するのは難しいですね。そこに漬け込む悪徳業者が必要のない補強工事などを追加する事例が報告されています。これは見積もりは必ず複数からとることで回避できるため、必ずいくつかの業者から見積をとりましょう。

高額な違約金を要求

大幅に割り引きますといわれ高齢の両親が契約したけれど、実は悪徳業者でリフォームについての知識も乏しく相場よりも高い契約だったことが判明!料金を払い込む前なので契約解除を申し出たら、高額な違約金を要求されたという例もあります。

工事後に高額な追加請求された

見積もりの合意を得て書類を作成し着工したはずなのに、工事終了後に高額な追加料金を請求される事例も報告されています。見積もりはらズレた場合、お互いに合意して予算を変更することはよくあることです。しかし、説明責任も果たさず高額を請求するのは悪徳業者といっても過言ではありません。

考える間を与えずに契約へ

今だけ割引!や、早く工事をしないと危ない!など、焦る心理に漬け込んで詳しい契約や料金の説明をしないまま契約してしまうパターンも多く報告されています。高齢者に多くみられ、当初聞いていたこととはまったく違う予算になる、多額の追加費用が必要になる、工事内容がまったく違ったものであるなど深刻なトラブルに発展することもしばしばです。

悪質業者に引っかからないためには

良心的な業者もたくさんいますが、悪徳業者が増えているのも事実であり、消費者側でも自衛が必要ですね。特に下記のようなことに注意し、気持よくリフォームできるよう心がけましょう。

業者の訪問には注意!

良心的な業者は訪問で契約を取ることはしません。偶然というのはゼロではありませんが、まずは実在し信頼するに値する業者なのかを確かめてから改めて訪問をお願いするよう心がけましょう。

クーリング・オフについて要確認しよう。

クーリングオフとは、電話勧誘や居座られて仕方なく契約した場合、8日間であれば消費者の一方的な都合でも解約できるというものです。しかし、クーリングオフ期間の8日間を過ぎてしまうとどんな契約も解除できないか、というとそうとは限りません。場合によってはクーリングオフが可能なため、まずは消費者ホットラインなどで相談することをおすすめします。

見積書、契約書はしっかり確認する

普通の契約でさえ、何かとトラブルの元となる見積書や契約書。難しい長文が続き、読むのが大変ではありますが必ずしっかり確認することをおすすめします。業者に有利なよう約束とは違うことが書かれている場合もあり、読まずにサインするのはトラブルのもとです。よくわからないという場合は得意な方にお願いするのもいいでしょう。

おかしいと思ったら国民生活センターなどの機関に問い合わせる

説明されても納得いかない、上手くかわされる、知らない間に約束したことになっているなど異変を感じたら国民生活センターなど専門の期間で相談することをおすすめします。相談だけでなく、調査や専門機関の斡旋など解決手段を提示してくれる場合もあります。

悪徳リフォーム業者とのトラブルを避けるためには

悪徳リフォーム業者が存在することを知り、どんな事例があるのかを知ることでトラブルの大半を避けられます。また、リフォームを頼む際はいくつかの業者から見積をとり、対応や相場などの平均を知ることで、よりよい選択ができるでしょう。大切な家、信頼できる業者に託したいという場合は、一手間かけることが成功のカギとなります。

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