リフォームとリノベーションの違いとは?

古くなった建物の外装や内装をキレイにしたり、機能的にすることを「リフォーム」といいます。「台所のリフォームをする。」なんて使い方をしますが、最近では「リノベーション」という場合もあるようです。よく、リフォームは和製英語で日本絵以外では通じないといわれており、英語圏ではリモデルやリノベーションという単語が使われますが同じ意味なのでしょうか?ここでは、なんだか気になるリフォームとリノベーションの違いについてお話してまいります!

リフォームとは?

ちょっとクロスを張り替えた、キッチンを入れ替えたと、今までの設備を入れ替える改装を「リフォーム」といいます。子供が巣立ったから、子供部屋とリビングを一体化するといった大きく部屋を改造したり、動線の変更を伴わないものを指します。わかりやすい例として、賃貸を引き払う際には原状回復するために、床や備え付けの器具について入れ替えやメンテナンスが行われます。きれいにはなりますが、住み心地に変化はありませんね。ここまでの改装をリフォームと定義します。

リノベーションとは?

以前は大規模リフォームとも呼ばれていましたが、最近はリノベーションという言葉も定着してきております。リノベーションとは、取り替えるだけでなく暮らしの動線や質にも変化を与える改装を指します。例えば、キッチンの改装をする場合、キッチンのタイルを張り替え、システムキッチンを入れるまでがリフォーム。更に、隣のリビングと一体化させ、広々と家族で集える空間を作るまで行うとリノベーションとなります。既存の物を取り替えるだけでなく、暮らしをワンランクアップさせるような大掛かりな改装となる場合が多いですね。

予算や規模も違う

リフォームとリノベーションの異なる点は、工事の規模・予算・住宅の性能性の3つが挙げられます。工事の規模は、主に置き換えるリフォームよりも、動線を替えることも多いリノベーションのほうが大きな規模になるのは必然ですね。予算についても、リフォームが数十万円から100万円程度に収まるのに比べ、リノベーションでは数百万円になることも珍しくありません。大きく変化をつけ、暮らしをワンランクアップさせることで住宅の性能性は向上し、それに伴い住宅の価値も上がります。人気のなかった築年数の経った2LDKマンションを、1LDKのペット可デザイナーズマンションにリノベーションすることで家賃を高く設定しても、順番待ちになるほどの人気物件に生まれ変わったという事例もあります。

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